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2017年9月6日水曜日

顧客本位 vs 商売繁盛(フィデューシャリーデューティー(受託者責任))について

ブルームバーグって、こんな記事が載っていたそうです。

金融庁が主要行に立ち入り検査へ、顧客本位の取り組み点検-関係者 
@bloombergjapanさんから

これは、記事から引用で、例の顧客保護で売り手への誠実な対応を求めたのの流れです。

2015年には、顧客本位を掲げたフィデューシャリーデューティー(受託者責任)として「商品開発、販売、運用、資産管理それぞれに携わる金融機関が徹底を図る」と行政方針に明記。金融機関が策定する「取り組み方針」については、今年3月に同庁がガイドラインを公表し、金融商品などについて顧客が理解できるよう分かりやすく情報提供するなどの7原則を掲げた。

結論から言うと、

ワタシは、顧客を過保護しすぎで、大反対です。

この「フィデューシャリーデューティー(受託者責任)」にも行政の介入にも。

こんなことやってたら、

「行政が守ってくれるから、悪質な投資商品を買っても安心だ」

という油断を誘発しかねず、かえって投資家のためにならない。

叱り飛ばすのなら、無責任に内容も理解せずに、捺印した(または買付ボタンを押下した)投資家の方を厳重注意と指導すべきであり、販売側は、別に犯罪を犯したわけでなし、まるで罪人扱いではありませんか?

大嫌いな屁理屈を言います。

【「食」の八百屋さんの場合】

料理人とか食材の専門家でもないワタシたちは、たとえば八百屋さんで大根を数本買おうとするとします。

大根の見分け方に詳しい人ってそんなにいないと思うんですけど、もし、割烹の板前さんとかが買いにいったら、数ある大根の中から、新鮮な美味しいものを見分けて、それだけを買い占めていってしまって、残った大根はお眼鏡に叶わなかったカスのような大根ばかりになってしまいます。

そんなことされたら、商売あがったり。だから、ワタシたちのような素人が、

「ちょっといい大根を何本か見繕ってくださいよ」

って頼めば、当然、八百屋さんは、せいぜいオススメないい大根は1本入れるかどうか。

あとはカスのような大根を選ぶはずなんです。

だって商売で食っていかねばならないのですから。

これって八百屋さんを叱り飛ばしますかね?食材は命に関わるとかいって。

売れ残ったまずそうな大根は、八百屋さんがその日の晩御飯で食べないといけないんですか?

ーーー

【クルマのディーラーさんの場合】

クルマだって命を預ける大事なものです。出費もかさむし。

ワタシはサーキットで走り回ってたほどのカーマニアです。

でもクルマを買う能力には長けていません。

原価だって知らないからどこまで買い叩けるかわからないし。

でもね。ディーラーだって、売れ残りのクルマを「特選車」なんて、いろいろオプションをつけて、在庫一掃して新型に入れ替えようとするんです。

しかも「特選車」であって買い得であるかはわからない。これ悪質商法ってディーラーを叱れますか?

売れ残ったクルマ。

新古車とかに流通させて処分され、その損失は、また新たな顧客に転嫁されるだけですよね。

誰かが買ったことに採算上、帳尻合わせないと、つぶれてしまいます。

ーーー

先日、ブログ記事で

サスティナブル(維持可能)とフィデューシャリーデューティー(受益者のために働く者の義務)

で書いた、売り手も買い手も利益相反するのは仕方がないということですが、売り手が買い手のことを最優先に考えてたら、事業継続できないということです。

他のブロガーさんとツィッターで少々やりとりしましたが、
  • 金融は専門性が高いため、販売側には普通以上の納得の行く理解しやすい説明責任がある。
  • 医者が商売に走ったら大変なことになる。医者は最善の治療を行う義務があるのと同じように、金融も同じくらい責任があり、顧客への責任は、株式会社としての株主利益確保を上回る。
とのことでした。

ーーー

【お医者さんの場合】

ワタシは、内科とか歯科とか眼科に定期的に通院していますが、医者も玉石混交です。

行政から補助金の出るものを患者をつなぎとめるために診断書を出す医者がいます。

診断書はウソではありませんし、実際患者さんはその通りの疾患。

でもね。医者も食っていかないといけないんですよ。これ、責められますかね?

餓死してでも誠実たれってゆうのは、闇市を利用せずに我慢したまま餓死した正義漢の話を思い出しますが、でも、悪質と言い切れるかどうか。

ーーー
【コストコやドン・キホーテの場合】

安いけど、そればっかりでは、つぶれてしまいます。

無駄な買い物させたり、利益の薄い商品や、金づるになる商品、玉石混交になっていて、しかも衝動買いを誘発するようにできている。

だからお得かどうかわからないのですが、みんな大喜びで買い物していきます。

これ、悪質と言えましょうか?

行政指導して、全商品、利益率を明記するようにしますか?つぶれますよ。

ーーー

ということでね。

話を冒頭の行政指導の話に戻して、投資ブロガーには、

ざまぁみろ。
フィデューシャリーデューティー(受託者責任)」に反した金融機関は大いにお灸を据えてもらうといい

という声が多いようにお見受けします。

でもね。
投資ブロガーって、たぶん経営者とか、管理職とか、商売人な方って少ないように思うんです。お互いの職業は知りませんけどね。
だから、志向が経営者よりも労働者寄りってゆうか、商売する人にすごく冷淡なところがある。

そして買い手として、顧客として、すごく自分本位ってゆうか、言いたい放題ってゆうか、身勝手な言い分が多いし、ハッキリ言って意地汚い。

ワタシは、

「この資本主義の日本でお金を儲けちゃあいけないんですか?」

という鷲津雅彦とか、村上ファンドや、ホリエモンに思考が近く、それは中間管理職として部門経営をしてた経験と、コンサルティングという役務提供のサービスを営業していた販売者でもあったから、売る方も買う方も対等で、駆け引きだ。勝負がついたら文句言うな。それがルールだ。と思っています。

そんなに判断能力が落ちて、助けを借りないと正確な判断がいけない状態の人は、未成年と同じです。ですから、
  • 酒、タバコやるな。
  • 二輪も四輪も運転免許を返納して一切運転するな
  • 国の行方を左右する選挙に参加するな。町議会も含めて一切投票するな。
  • 成人後見人をつけろ
  • 印鑑も実印も持つな
ということだと思います。

投資家としては、金融機関のカモにならないため、下記のブログ記事にある書籍とかを参考に、カモにならない努力をすることが大人の自己責任だと思います。

<過去の参考ブログ>

大人の行動とは

老後に必要な資金を試算してみた

これから資産運用始めようという人はこの3冊だけ読めばいい

理想的なポートフォリオ構築考

2 件のコメント:

  1. 金融庁の現長官が勘違い甚だしいのではないかと思っています。それにしても、自分勝手な投資ブロガーの多いこと多いこと。営利目的で考えるなら、iDecoもつみたてNISAもうまみなんてなかろうと思うだけに。儲けのないところに、営利目的の株式会社をして、何をさせるつもりか!と金融庁の不要論を唱えたくもなります。

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    1. 煙々さん、おはようございます。
      まぁ自分勝手書くのがブログですからいいんですが、でもね。
      特売品だけ買って帰る特売日だけしか来ない客みたいなところがありますよね。
      全員そんなことやったら店がつぶれちゃう。
      昨今の価格破壊的な激安インデックスファンドもみんな大歓迎してファンドオブザイヤーで持ち上げたりしてますけど、でも何兆円もの規模の米国ETF並みの激安信託報酬なんて採算取れてないに決まってるし、他のファンドで金づるにする客がいないと成り立たないはずなんですよね。
      あるブロガーさんは、こういうファンドが採算取れるように買って買って応援すべきだって言うんですけど、たぶんいくら買っても採算取れないし、採算を取る気はないと思うんです。でも金づるになってる無知のシニア層がひととおりこの世を去ってしまったら、値上げするか償還するかしかないのではないかと思っています。
      無理なプライシングは持たないですよね。そんな不採算のファンドを担当させられてる運用者も評価されなくなるだろうし。
      結果論ですが、ワタシは、三井住友TAMが、過去他社が何もしなかった時期に2回もSMTを値下げし、今回の激安には追随しない動きを大変評価しています。
      たぶん、採算ギリギリなんだと思うんですけど、そうやって、責任持って継続できる価格を維持する勇気こそ顧客本位なのだと思います。残念ながらSMTからは資金流出が絶えないようですが。
      行政も、日本郵政上場の引受とか幹事行をやらせたり、国債引受を強いたり、金融機関に世話になってるくせに、一面だけ見て叩くってゆう正義漢ヅラは、本当にいい気なもんだと思います。
      やるなら、カンタンに騙される不勉強な顧客を指導するべきで、当ブログで紹介してる三冊だけ読めば、82歳の母でも読破できて、理解できたわけですから、金融リテラシ向上は難しいなどとサジを投げるのは職務怠慢ですよね。

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