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2017年6月28日水曜日

初心者向け:超弩級の経営破綻タカタの国際分散投資に及ぼす影響


エアバッグのタカタが1兆を超える信じられない負債を抱えて経営破綻しました。

このブログを読んでくださってる投資家入門者・初心者・これから投資でも始めようか、という方々は、このニュースを見て、どう感じていらっしゃいますか?

「え?何?それ」という人は、少しはニュースを眺めたり、新聞の見出しに目を通しましょうね(笑)

ということで、このブログで推奨してワタシも実践しているインデックス投資信託による国際分散投資をしている場合、このタカタの超弩級の大きさの経営破綻がどれくらい私たちに影響あるかを体感してみましょう。

【1】日本の株式市場って世界でどれくらいを占めてるの?

国際分散投資を、ワタシが利用している世界経済インデックスファンドでやっていると仮定しますね。
<出典:myINDEX資産配分ツール

ということで、GDPに基づいて配分されている世界経済インデックスファンドにおける日本株の割合は世界全体のうち5%です。

【2】日本の株式市場って何銘柄(企業数)どれくらいあるの?
世界経済インデックスファンドは、単独で運用しているわけではなく、資産区分毎にバラバラに売られているSMTインデックスファンドシリーズなどと合同で運用されていて、バラせばそれらのインデックスファンドを6つ買っているのと全く同じです。
(実態は同じ運用母体ということでマザーファンド方式で運用されていると表現します)

ということで、世界経済インデックスファンドの5%の日本株の構成銘柄数は、SMT TOPIXインデックスオープンの資料を見るとわかるということになりますね。

さて。どうでしょう。月次レポートを見てみましょう。

するとどうでしょう。右下に組入銘柄数が書いてありますね。見えますか?
ということで、世界経済インデックスファンド日本株式5%の内訳としての組入銘柄数は、1972銘柄になります。この1972銘柄でこの表のようにトヨタは3%とか企業ごとの株式時価総額に応じて、1972銘柄全て均等ではありませんが、数が多いので全部の企業、1972分の1ずつ均等に組み入れられているとしましょう。


【3】タカタ1企業の世界全体に占める割合を試算します。

というとで5%÷1972銘柄=0.002535....%


【4】さて。タカタ1企業の経営破綻が及ぼす影響額は?

世界経済インデックスファンドを10万円持っていたとします。

10万円×5%×0.002535....%=12銭68分

ということになりますね。

こういう経営破綻のニュースを見るたびに、自分の資産配分にどれだけ影響があることなのか、こうやって順を追って電卓を叩いてみると実感がわきますし、投資の感覚が磨かれていきます。

<結論>

株主の被害は株の購入金額だけです。

企業が負った兆単位の負債は債権・債務の話になるのでいずれまた。

というわけで、個別株投資でタカタ株を10万円で購入してた投資家は、その10万円を失いました。

それでも個別株の1銘柄に何千万円も突っ込んじゃう人いるんですよね。

詐欺で大金失う人も分散せずに持ち金全部突っ込んじゃう人とかが大きな被害者になります。

投資で絶対は無いので、分散は必須です。全額1点買いは絶対なしです。

一方でインデックス投資信託で国際分散投資している私たちは、円換算できないほど僅かな僅かな影響とさえ言えない出来事だったことがわかります。

ワタシたちのような国際分散投資家は、世界経済インデックスファンドを例に見てみると、13銭弱程度のニュースということになります。

インデックス投資は、銘柄を選ぶ、絞ることを放棄して市場全部を買い、市場全体の成長を信じる投資になるので必然的にこれ以上無い分散となり、1銘柄の破綻など屁でもないということになります。

極論するならば、株主優待として個別企業の株を持っている個別株投資家としては、今回のタカタのケースは、他人事ではありません。
出資額が全てチャラになる可能性と引き換えに、株主優待を得ていることになります。

一方で、IPO(新規上場株)といって新たに上場した企業について、デビューの期待も込めて上場とともに株価がぐっと上がる可能性があるということで、IPO株の抽選(人気があるので、各証券会社で申し込んで抽選を待つことになります)を待つことになります
当たった外れたの一喜一憂が無邪気ですが、でもそんな企業情報もロクに把握しないで、単にIPO=のっけから上がる、という賭けで、申し込みますか?
当たったとしても、のっけから株価が下がることもあります。下がり続けたまま破綻する可能性もあるのです。
これも個別株投資の1つのパターンです。

あなたにそういう綱渡りができますか?(笑)

当てに行く個別株投資やアクティブファンド。

全部買ってしまって全体の成長を信じるインデックスファンド。

どちらが自分に合ってますか?

これも東芝に賭けすぎた人たちの遠吠えですね。
いくら経営陣を罵ってもたぶんお金は戻らない。

2 件のコメント:

  1. いっさん、こんばんは。
    先日はご丁寧なコメントありがとうございます。
    今回もはっきりと分かり易い記事で、頭の悪い私でも本当に読み易いです。

    IPOもちょっとやってるので(といっても一度当選しただけですが)、偉そうな事は言えませんが、今回の記事を見ると分散投資の大切さが身に染みますね。

    実は、会社の持ち株会に入っていて毎月一万円をコツコツと積み立てていましたが、55万円まで積んだ所で、一点集中のリスクを考えて一年前に休止しました。まだ現金化してませんが、購入価格よりも下がってきてるので、ずっと積むよりは精神的にマシかなと思い、また必要になった時に現金にしようかなと思っています。
    今の時代、国も大企業もどうなるか分かりませんから、早めに備えていきたいと思います。

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    1. ちーぼーさん、コメントありがとうございます。
      持株会ですね〜。結構相談多いことのひとつです。
      今回、もしちーぼーさんがタカタの社員で持株会に入ってたら、職とその持ち株で貯めた株がワヤになりますね。
      これもやはり分散で、毎月1万円の積み立てであれば、やぱり投資信託が理想的です。
      上記の例のように、1企業の破綻なんぞ1円にも満たない影響ともいえないもので済みますからね。55万で買った分がまるごと残るということになります。
      同僚で結婚して夫婦で持ち株ってゆう人も以前相談きましたけど、リスクありすぎ!!会社倒産したらホントにスッテンテンですからね。
      多少の売却損は気にしなくていいです。
      まだお若いので、地球経済全体の成長で簡単にリカバーされることでしょう。
      IPOもね、好きな人いますけど、本当に中身を確認しないでそんな買う約束しちゃっていいの?ってゆう感じなんですよね。
      特に日本は上場するのは確かに大変なんですけど、上場会社だからといって経営安泰というわけではないところが困ったところなんです。上場の維持基準が甘いというか。
      自腹で複数の株を選ぶのも買うのも大変ですが、投資信託は、一人では到底変えない銘柄数に分散投資することができるのと、100円とか500円でも買い付けできるので、貯金箱に入れてた小銭も、投資に回せる、しかもたったそれだけのコインで国際分散投資できてしまうという優れもの(笑)
      とにかく分散機能と安価な予算で投資できる投資信託を活用しましょう。
      そして別記事で紹介した、イデコやつみたてNISAを利用すれば、税控除や、売却益免税の恩恵があります。
      国の用意してくれた制度は是非、フル活用していきましょう!!
      またコメントくださいね。
      今後とも弊ブログをよろしくご愛顧くださいね。

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