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2015年9月5日土曜日

収益で決める投機と損失で決める投資


先日、弊ブログにて、今騒ぎになってるのは、大幅下落でも暴落でもないというエントリで、昨今の不安定な相場は大したことがないんだということを考察してみました。

でも、このような、ちょっと相場に揺さぶられた程度で、立ち直れないくらいのダメージを負ってしまった人は少なくありません。

ちょっと考えて気づきのようなものがあったので、少し書いてみたいと思います。

要点は、二点。

  • 収益を考えて行動を決めるか、損失を考えて行動を決めるか
  • 自分の分相応の規模で行動するか、背伸びするか。

ちょっと相場に揺さぶられた程度で、大きなダメージを負ってしまう原因のひとつは、借金して投資しているケースです。

書店の投資コーナーにたくさん並んでる本の大半がFX(外国為替証拠金取引)に関してのものだったりして驚きますけど、まずはこれです。

カンタンに言うと、円と外国通貨の売買です。

レバレッジ(テコという意味です)を利かすと、最大25倍の外貨を買うことができます。

1ドル=100円と仮定します。

レバレッジ1倍だと4万円で400ドルしか売買できません。

レバレッジを最大の25倍にすると4万円で1万ドル(100万円)も売買できます。

円安になり、1ドル=120円となったら、買い注文で20万円の利益となります。

円高になり、1ドル=80円となったら、売り注文で20万円の利益となります。

といった程度の収益面しか見ずに始めて、実際損失を出してから、こんなはずじゃなかったということになるのがありがちなケースのようです。

実際はこのような収益面だけの話ではなく、値動きに応じて証拠金を払わないと投資額がご破産になってしまうとか、もうちょっとで上がるはず、下がるはず、と時間をかけようとしても、ロスカットという機能が働いて、それ以上の損失が出ないように強制的に損失確定させられてしまうなど、落とし穴だらけです。

FXの本やサイトを見ると収益の話が先にされていて、損失の場合の話は後回しだったり、控えめです。

FXが投機なのか投資なのかはさておき、損失の場合の知識からインプットした場合は、怖くて手が出せないはずの代物です。

これはギャンブルもそうですね。
ギャンブルする人は、収益のことしか考えずにレースに臨みます。
宝くじも、何に使おうかと考え抜いて夢を膨らまし切って売り場を選びますね。

そして結果、スッテンテンになってから損失を痛感します。

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一方、投資信託投資やインデックス投資はどうでしょうか?

過去の実績リスクや先々の想定リスクのことをまず先に考えます。

そして自分のリスク耐性上、いくらまで投資できるのか、いくらの損失まで耐えられるのかを考えて投資額を決めます。

収益面については、ここまでリスクを負うのにふさわしい期待収益かどうかで資産区分の組み合わせを決め、投資信託商品を決めます。


このように、FXと投資信託投資は、全く異なる思考順序を辿ります。

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投資信託投資でありながら、昨今の相場変動程度で、痛い目に遭ったという人は、収益面だけを考えて、なけなしのお金を注ぎ込んでしまったのではないでしょうか?


こうむる可能性のある損失や最悪なケースを想定してから、それに見合う期待リターンが見込めるのかどうか、それで投資行動を決めるのが正攻法であり、ケガが少ない思考方法です。

考え方を損失から始めてみると、投資額の規模も分相応になりますし、そう無茶なポートフォリオになることがなく、またムリな商品を選ぶこともなくなるのではないでしょうか?


収益面だけに目がくらむ。自分の分不相応な資金を動かす。痛い目に遭ってから気づく。
というのは、海外不動産投資やワイン投資などもFXと全く一緒です。

コツコツ投資家の会で全国行脚してみて、いろんな投資家の方とお会いしましたが、収益が先に意識されている投資家の方は、やはり危なかっしいと心配を覚えました。

被りうる損失、考えうる最悪のケースからリスクをまず考えてから投資している方と話しているのが心地よく、また勉強になったものです。

収益だけ考えてる方は、武勇伝のようによく喋り、でも参考になる中身に乏しい。

損失をよく考えてる方は、慎重で謙虚で、含蓄にあふれたコメントがある。


【結論】

  • 損失や最悪なケースを想定してから投資行動を決めること。
  • 自分の投資額以上の投資をしないこと。(レバレッジ、借金などはNG)


<参考ブログ記事>

コツコツ投資家が集まる会についての全国行脚大百科





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