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2015年8月10日月曜日

株主優待で個別株選定する方法について


投資家の集まりでいろいろ話を聞いていると「株主優待で(株を選んで)儲かった」と言う人を時折見かけます。

今回はその株主優待による個別株投資について考えてみます。

海外の株式には、株主優待なるものはありません。
株主優待は、日本独特のものであると言えましょう。

【そもそも株主優待って何なんでしょうか?】

企業か株主に対して、株を持ってくれているお礼に贈るお中元・お歳暮といったところでしょうか。
その企業の商品・サービスだったり、全く関係のないものだったりします。


【株主優待投資の位置づけ】

個別株投資の一種で、個別株投資が下記、3つのどれかのフォーカスして銘柄選定するとします。
  1. 株自体の売買益(キャピタルゲイン)
  2. 株式の配当(インカムゲイン)
  3. 株主優待の商品またはサービス
1.「個別株投資」と称する場合は、キャピタルゲイン狙いが主眼で、四季報や業界情報などを入手して銘柄選定するいわゆる「株投資」です。

2.「高配当株投資」と称する場合は、インカムゲイン狙いが主眼で、高配当の株銘柄に絞って銘柄選定するいわゆる「高配当狙い」などといいます。

  (1)この「高配当狙い」の投資が、高配当で絞り込んだ企業群の中から四季報などの情報収集した上で投資先の銘柄を選定する。
  (2)高配当企業の中から、好きに選ぶ

「高配当株投資」には、ざっくり言ってこの2パターンあるようです。

3.「株主優待投資」と称する場合は、かなりの場合、優待内容から好きに選ぶパターンが多く、あまり企業自体の情報収集はしないようです。

逆に言えば、企業自体の情報収集ができないので、優待内容で決めているみたいな。

株ブログ村の株主優待カテゴリには、たくさんのブログがあるようです。


【考察】
優待内容をざっと見た限りでは、金券ショップで手に入るものも多く、わざわざ株を持ってまで欲しいものかという気がします。

結局、株主優待を受けたとしても、そのまま使ってみるのはいいのですが、株主優待で得した分(食費が浮いた分など)をキチンと財布の中で切り分け、その分を貯金するとか、投資信託を買っておくとかして貯めないと、結局、「得した」気分になるだけで、結局得した分も他に使ってしまい、資産形成としては、全く役に立ちません。

上記で整理した通り、個別株投資の一種なので、個人の財布では、そんなにたくさん銘柄を持つことができず、東京電力のように高配当を続けていた企業が震災で一気にやられてしまったり、東芝のように素人には到底見抜けない粉飾決算で実は業績実態は公表値よりずっと悪かったことが発覚したり、シャープのように昔の名門でも低迷を続けるというようなことがある一方で、個別株投資は、我々の財布の都合で、企業を絞り込んでの集中投資にならざるを得ないため、キケンという意味のリスクが怖いです。(分散投資できない)

ましてや、金券ショップで手に入りそうなものを入手するために、株を買うのも、割が合わないキケンという意味のリスクではないでしょうか?

【結論】
株主優待と引き換えに、株で被るリスクを考えてみて、割が合うリスクテイクなのか?

個人で個別株投資する場合は、財布の都合で、充分な分散投資ができず、リスクを被る。

個人の財布の範囲でも国際分散投資が可能な投資信託を利用して長期・分散・低コストを実践することとし、株主優待の優待内容は金券ショップを利用してみる。

というのはいかがでしょうか?

【関連ブログ記事】

株主優待について




2 件のコメント:

  1. こんにちは。確かに、優待愛好家の中には優待だけで銘柄選択を行っておられる方も少なからずおられるとは思います。
    (そういうスタイルには私も正直、否定的な感想をもっていますが)
    ただ、それでも株主優待銘柄への投資は投資手法として、立派に成立していると私は思ってます。

    「株主優待と引き換えに、株で被るリスクを考えてみて、割があうリスクテイクなのか?」ということですが、逆に言えば、それで割があう(と自分で判断する)場合だけ投資すればいい、という考え方もありかと。

    例えばPERやPBRなどの指標で割安で、業績も安定して成長性もあり、財務も鉄壁で、それでいて優待込の利回りが高い。
    そんな銘柄を複数購入して長期保有するスタイルはリスクとリターンを見比べて、十分に「割にあう」のではないでしょうか。

    最後の「個人の財布の範囲でも国際分散投資~」というご提案は十分に一理はあると思いますが、優待愛好家の心には響かないと思います。

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    1. koma22さん、コメントありがとうございます。
      株のファンダメンタルズを精査した上での投資なら投資たりえるんでしょうけどね。
      話を聞いた限りでは、優待内容だけで売買を判定する人が多かったものですから。
      あくまで個別株投資としてのファンダメンタルズの精査をした上で優待もついているのだったらまだしも、ファンダメンタルズが見れないから、優待内容で銘柄決定するということなので、難しいのかなと。
      このブログは、資産形成の入門者・初心者の参考になる記事を書いています。優待愛好家をインデックス投資に引き戻そうという趣旨ではないので、特に彼らの心に響かなくていいです。
      安直に、誘われるがままに、資産運用入門者と初心者が、優待内容で投資をしないようにという祈りだけですね。
      コメントありがとうございます。
      またコメントくださいね。
      今後とも弊ブログをご愛顧ください。

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