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2015年4月15日水曜日

電話取材!「日本企業価値向上ファンド」の繰上償還条件の謎

4月2日の日経電子版記事によると、
先週設定された野村アセットマネジメントの「日本企業価値向上ファンド」な る投資信託http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1140644.pdfが、当初設定がいきなり1062億円ということで、全859本の国内株投信の中で、いきなり純資産残高順位が10位に躍り出たそうです。

1000億円って、弊ブログで推奨しているインデックスファンドシリーズ
といったインデックスシリーズそれぞれの総額が1000億を超えたばかりというとことで、単体で1000億円ってすごい規模です。しかも初日にその規模。
こんな大規模な資金。新規に開拓したというよりもラップ口座一任契約で囲い込んでいる鴨が葱を背負ってる状態の顧客を既存の投資信託から盲目的に乗り換えさせたとしか思えません。

「日本企業価値向上ファンド」
  • 2015年4月3日設定
  • 信託期間は、2022年3月23日まで。
  • 購入時手数料3.24%
  • 信託報酬1.35%
というところで、コストは高いし、7年で償還だし、って全然魅力を感じないのですが、こんな記載を発見しました。
「基準価額が15000円以上になると安定運用に切り替わり繰上償還となります」
15000円まで破竹の勢いで上がったら2万円、3万円と頑張って殖やしてくれよと思うのですが、何でゲームオーバー?
という素朴な疑問。

運用会社である野村アセットマネジメント社のサポートダイヤル0120ー753104に、何でも聞いちゃお!してみました。

【回答】
  • このファンドは、ちょうど本日(2015年4月15日)をもって募集を打ち切り、「安定運用」に入り、償還手続きに入る。
  • 募集を打ち切りは、基準価額が目標(15000円以上)に達したため。
  • 「安定運用」というのは、全売却して短期債券などに換えて償還手続きに入るための期間のこと。大抵は1ヶ月くらい。その間、顧客はもう売買はできず、顧客から見ると償還が始まったという認識となる。
  • 上限が設けてあるファンドは今、流行してて、「売り時がわからないので、タイミングを決めておいてその条件で売ってしまってくれ」という顧客のニーズに答えたものである。持ってても信託報酬がかかるばかりなので、売りどきを決めて売っといてくれというニーズは多い。
  • 初日から1000億円集めることができたのは、昨今の株高の追い風を受けたという認識である。新規に顧客開拓した割合と既存客の割合は運用会社ではわからない。ラップ口座で契約いただいている多くの顧客の支持もあったと思う。
  • 初日に多額の注文が入ったのは、募集前の宣伝など営業努力の賜物であるのと、市場ニーズに合致したのとの相乗効果である。
【結論】
「持ってても信託報酬がかかるばかりなので、売りどきを決めて売っといてくれというニーズは多い。」というのは全く別次元の投資スタイルです。
明らかに長期投資には向いていない。
こんなに売れてる理由がわからないし、資産形成層が買ってはいけないファンドである。

<関連ブログ記事>
これも回転売買だ!ー「繰上償還条項付」の投資信託
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