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2015年4月1日水曜日

「オフショア」海外投資はやめておけ

「オフショア」:海岸線の外側。という意味ですけれど、今回は、エイプリルフールだからというわけではありませんが、「オフショア」は避けようという話。

【オフショア銀行口座開設】
HSBC銀行香港とかの外国の銀行に、銀行口座開設の海外ツアーを企画する業者がいます。
現地に居住している事実もなく、現地の言葉も話せないという状況で、業者を介して銀行に口座開設して、円の財産を、外貨にして海外に退避させるというものです。
居住してる旨をごまかして、窓口での会話も暗記させたりして、結構強引なやり方で銀行口座開設を斡旋して手数料を取るというものです。

これは、所得隠しだったり、相続税逃れだったり、日本国債が破綻して日本の銀行口座がロックされたら困るという対策だったり、老後を海外で過ごすから財産をすこしずつ移しておくとか、利用する側も、いろんな思惑があるようです。

インデックス投資家の会合で、「明日、この海外ツアーに参加するけど、大丈夫だよね?」などと不安げな、ごく普通(に見える)のOLの若い女性にお会いしたことありましたけど、「友人から誘われてみんなで参加することにした。将来も不安だし。」とのことで、ワタシは、「アンタの将来よりアンタの明日が心配だ」と思いましたけど、別に引き止めたところで行くに決まってるんで、「それは楽しみですね〜」と煽っておきました。
前日に不安になったところで詮無いことですし、どうせ翌日に集合したら、そういう企画に集うめでたい人たちばかりなんでしょうから、道中、楽観的な話で盛り上がるんだろうと思うと水差しても申し訳ないと思ってね。

最近では、国税庁が、5000万円を超える分については、国外財産調書の提出を義務付けたり、各国と連携して口座情報の開示を求めるなど、網をかけようとしています。

所得隠しや相続税逃れは論外なんですが、日本国債が破綻して日本の銀行口座がロックされたら困るという対策ということについては、はっきり言って疑問があります。

そんな危急な状態で、現地に居住している事実もなく、現地の言葉も話せないという状況で、業者の手を借りずに自力でお金を引き出せるでしょうか?
ワタシがその業者だったら、そんな危急な場合は、足元を見て手数料とか引き上げますけどね。もしくは面倒だから手伝わないでトンヅラする。
逆に、その国が傾いた時に、真っ先にロックされるのはその国の国民より外国人たる我々の口座の方が先にロックされても文句は言えませんし、また日本の当局の目を逃れて設けたそんな口座のことを国に守ってくれというのはムリがあります。
居住者じゃないんですから。

日本よりも金利がいいったって所詮は普通預金なんで。金利のことを心配する以前に、本当に引き出せるのかというのがワタシだったら心配で眠れないですけどね。

というわけで、HSBC銀行香港とかのロビーは、口座開設の順番待ちのあさましい日本人でごった返しているらしいんですが、上記のように、国内か海外のその現地かどちらが危ないのか、感覚が麻痺してるとしか思えない人々がたくさんおられるということです。

【オフショアヘッジファンドの利用】
昔、舶来主義というのがあって、クルマやファッションなど、とにかく海外のものは日本のものより優れているという考え方がありました。事実、まだ日本製品は未熟だったということで、その考え方は正しかったんですが、現在、そこまで日本が卑下する必要はありません。
その舶来主義のように、「日本より優れた」海外のヘッジファンドを利用しようと勧誘する投資助言会社があります。
オフショアのヘッジファンドは金融庁の管轄外ですので、国内では販売できず、ヘッジファンドに直接手続きをするという荒業になります。
しかし、海外のヘッジファンドが日本のそれより優れているという根拠や実績はありませんし、またヘッジファンド自体、国内外問わず、成績が芳しいとは言えません。
信託報酬が高すぎるのです。そのわりに成績がイマイチ。
オフショアのヘッジファンドは、直接手続きなので国内のそれよりも中間に介在している業者が少ない分、取られる手数料が割安だというのも売り文句ですが、如何せん、金融庁の管轄外ですので、トラブルになった場合、非常に困ることになります。
セミナーとかで、国際分散投資の意義や必要性を提唱されても、それはオフショア投資のことではありません。
こういった根拠のない舶来主義で、いらないリスクを背負わないようにしてください。

弊ブログでは、国際分散投資を推奨していますが、国内で売られている先進国や新興国に投資できる投資信託で全く問題なく、数十カ国数十通貨の国際分散投資が可能です。
国際分散投資=オフショア投資 ではありません!

【結論】
投資、資産運用の分野で「オフショア」にいいことはないと断言できる。

【関連ブログ記事】
入門者のポートフォリオ、こんなカンジでいいかも2015年版

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