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2015年1月11日日曜日

ファンド・オブ・ザ・イヤー2014(FOY2014)の結果に思うこと

文中に2015年1月12日付け付記あり

ファンド・オブ・ザ・イヤー2014の表彰式が行われました。

売れ筋と違う顔ぶれ 個人が選ぶ2014年ベスト投信 :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/14cFkL2

昨年10月に投票したものが結果出てきたわけですが、今回は115名も投票したそうです。

ワタシが10月に投票した5票は5つのファンドに1票ずつ入れました。
http://mr2-tigers.blogspot.jp/2014/10/fund-of-year-2014.html

これが公式サイトのベスト10発表です。
http://www.fundoftheyear.jp/2014/

【その1:「いい投信」の象徴的な条件が見えてきた】
ニッセイがトップを取りました。
投資信託の運用に、どこまで本気なのか、ということにワタシはずっと懐疑的でしたが、結構マジなんだなということがわかりました。
こんなサイトができていました。
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズの公式サイト
http://www.nam.co.jp/fundinfo/special/indexfund/index.html

SMTインデックスシリーズや、e-MAXISインデックスシリーズ、Funds-iインデックスシリーズと比べてまだラインナップは揃ってないものの、信託報酬が最安ということで、飛びつきたくなります。

ただ、まだ出たばかり。初年度の運用報告書ではたぶん実質コストは高めに出てくるはず。
真価が問われるのは、2016年度の結果だと思います。
ワタシは世界経済インデックスファンドで大半のポートフォリオを賄っていますので、このニッセイのシリーズを使うとしたら、今SMTシリーズを利用しているJ-REIT、グローバルREIT、新興国REITの3つがニッセイから出揃って、二カ年経過して実質コストがなお安かった場合に乗り換えを検討することになると思います。

でも、このニッセイのシリーズ。交付目論見書の表紙もデザイン無く白紙で、中身もカラーでなく白黒で、徹底したコスト削減が行われています。
2015年1月12日付け付記
ニッセイインデックス基準価額の異常な動き
http://indexdriver.blog.shinobi.jp/Entry/830/#P16Nzh2.twitter_tweet_ninja_m

要するに、インデックスファンドは、

  • ベンチマークに忠実に追随して基準価額が推移してくれること(運用精度)
  • ベンチマークが配当金込み指数であること
  • 信託報酬と実質コストが安ければ安いほどいい
  • 分配金を出さない
  • 信託期間が無期限であること
  • 総資産額が大きく償還の危険性が少ないこと
であれば(って結構条件ありますが)、最高です。
今回のファンド・オブ・ザ・イヤー2014は、まともな投資家は、それらの条件を評価するということであり、まともな運用会社はそれらの条件を提供することを認識している、ということが象徴的でした。


【その2:初心者・入門者の声が大きく明確になってきた】

入門者のポートフォリオ、こんなカンジでいいかも2015年版にて、

ワタシは、世界経済全体の縮図になってる網羅的な資産区分で構成されるバランスファンドを8割くらい持って、残りの2割で好みの味付けする程度というカンタンポートフォリオの提唱者なので、今回、

  • 3位 セゾンバンガードグローバルバランスファンド
  • 5位 e-MAXISバランス(8資産均等)
  • 7位 世界経済インデックスファンド
とベスト10に3つもバランスファンドが入ったのはうれしいです。
これは、投票者(投資ブログを運営するブロガー)115名のうち、初心者・入門者向けのバランスファンドの活用の有効性が認知されてきたということではないでしょうか?バラで買うよりコスト的にも割安ですし、とにかくリバランスのメンテナンスフリーです。
これはワタシは大変うれしい集計結果でありました。


【その3:誠実な透明性を維持するアクティブファンドが評価を受ける】
コスト重視の傾向な一方、アクティブファンドの健闘が目立ちました。
  • 4位 結い2101(鎌倉投信)
  • 6位 ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
やはり、お年寄りや本当に知識の無い人たちにもわかる言葉で丁寧に運用報告してくれて、また成績不調な場合もきちんと投資家の前に出て、原因総括して詫びるという潔さが評価されているんだと思います。
毎年ベスト10の常連で、こういうところが根強い支持を集めていて、1%を超える信託報酬のアクティブファンドながら、支持されるというのは評価すべきところです。

こういう点、コモンズ投信に関しては、投資家が誰もわからないような、崇高そうな難解な専門用語らしき説明で紆余曲折しながらTOPIXに劣後していることさえ言い訳しようとする渋澤健氏の往生際の悪さが不興を買っているのだと思います。名門の生まれで殿様商売なのかもしれませんが、鎌倉投信やレオス・キャピタルワークス、セゾン投信の、素人目線のわかりやすい説明と、潔さを少しは見習って欲しいなと思い、ベスト10圏外なのは当然だ、と思いました。

【結論】
ベスト10のファンドを全部買えというのはバランス悪くてダメですが、ファンドを選ぶ目を養って欲しいと思います。

8 件のコメント:

  1. いっさん、いつもブログ拝見しております.
    私はFOY2014の投票はできなかったのですが、自分が購入しているファンドが多くランクインされていて安心します.
    ニッセイのシリーズの信託報酬の安くに乗り換えたくなる衝動に駆られています.
    実質コストが出て、自分の購入しているクラスが全て揃った時に考えようと思ってます.もしかすると、そのころにはSMTとかも下げてくるかもと淡い期待を持てます.

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    1. くは72さん、コメントありがとうございます。
      いつもブログご覧頂きありがとうございます。
      そうでしたか。
      多くがランクイン。
      何だか気分がいいですよね。いずれも地味ながらも良質なファンドばかり。やっぱりこうでなくちゃ!と思わせてくれるものがあります。
      そうですね。
      ワタシもニッセイのファンドに惹かれます。
      まず1期目の実質コストは高めに出ることが多く、2期目以降が参考になりますね。
      期待して見守りましょう。
      おっしゃる通り、SMTとか先行ファンドシリーズも競争してくれると投資家には嬉しい切磋琢磨ですね。
      今後とも弊ブログをご愛顧ください。
      またコメントくださいね。
      ありがとうございました。

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  2. いっさん様
    こんばんは、nwokazumaです。いつも拝見させていただき本当わかりやすく、参考にさせていただいてます。さて、今回FOY2014の受賞投信は順当に基準価格上昇、純資産も増えてるファンドが殆どですが、一つ疑問があります。基準価格の天井というのは見極める必要はあるのでしょうか?これら受賞ファンドは設定日から順調に右肩上がりですが、いずれは天井というのがあると初心者考えですがふと思いました。今回、私はバランスファンドの柱にSMT インデックスバランス・オープン を選びました。選択理由は単純に伸びしろの可能性が一番あるのではと考えた次第です。今回ランクインした3つのバランスファンドもどれも運用成績は素晴らしいものですが、初心者考えですでに円熟期に来てるのではと思って今回は柱には添えませんでした。保有されてる方には失礼な書込みとは承知ですが、ご意見を乞いたくて書込みしました。来年の今頃には今回柱に添えたSMT インデックスバランス・オープンがFOYに入賞できるぐらいの人気ファンドになってることを夢見てます。

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    1. nwokazumaさん、こんにちは。
      いつも読んでいただいてありがとうございます。
      基準価額の天井は、老後に向けての長期的には無いと考えるのが基本です。
      インデックス投信の場合、市場の構成銘柄を全て(もしくは殆ど)を持つことによって、市場平均に連動することを狙います。
      短期的には、景気の上下などによって上昇したり下降したりしますね。
      日本は少子高齢化ですし、高度経済成長も今後見込みづらいところがありますが、世界全体を見渡せば、まだまだ人口は増えていきます。人口が増えれば経済活動による生産も絶対値が右肩上がりになっていきます。たとえ人口が横ばいであっても、人間本来の生活を少しでも良くしようといする欲望。昨日より今日。今日より明日。今週より来週。今月より来月。今年より来年と。際限なく生活を良くしようとする欲望があり、そのために努力し、生産性を上げて、技術革新し。。。という経済のパイの膨張に向けたたゆまぬ努力と湧き出すエネルギーがあると。
      インデックス投資は、そこを前提に信じ込むことがベースになることになります。
      ゆえに、世界経済全体の縮図を反映するようにポートフォリオを組むことが重要で、それゆえに、幾つか推薦しているバランスファンドが世界の縮図を反映し、その世界全体の経済が膨張する成長の果実を得られるようにすると。
      SMTインデックスバランスオープンも9資産組入という充実した資産区分を持っていますので当然期待できますし、セゾンバンガードグローバルバランスファンドやe-MAXISバランス8資産均等、世界経済インデックスファンドも、同じポテンシャルを有していると考えます。
      ワタシが、現在、一旦、リスクオフのカタチを取って売却を繰り返し資産のかなりの部分をキャッシュで持っているのは、短期的に相場が冷えると見ているからです。48歳であと一回りで還暦ですので老後まであまり時間がないので、短期的に落下して資産が小さくなるより、キャッシュにして落下した際に買い向かうということを狙ってのことです。でも、他の人にはマネして欲しくありません。やっぱり売却に伴って利益の20%も課税されるため、正直後悔しています。
      こんなところでしょうか。
      今回は貴重なご質問をありがとうございます。
      インデックス投信を利用する上で重要なポイントです。
      また是非コメントください。
      今後とも弊ブログをご愛顧ください。

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  3. いっさん様
    こんばんは、nwokazumaです。今回FOY2014に入賞したファンドはどれも運用成績等が右肩上がりの素晴らしいものですが、一つ疑問があります。基準価格の天井というのは見極める必要はあるのでしょうか?というのは今回はじめての投信をするにあたり、柱に添えたファンドはSMT インデックスバランス・オープンを伸びしろの可能性が一番あるのではと考え柱に添えたのですが、今回入賞したバランスファンドもどれも素晴らしいものですが円熟期を迎えてるのではと初心者の浅い考えで柱には添えませんでした。保有されてる方には失礼な書込みと承知ですが、ご意見を乞いたくて書込みしました。来年の今頃にはSMTインデックスバランス・オープンも入賞できるぐらいの人気ファンドに成長してくれるのを夢見てます。

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    1. nwokazumaさん、コメントありがとうございます。
      2:12にいただいたご質問と同じ趣旨のご質問と推察しますが、せっかくなので、別の観点からも回答させていただきます。
      相場や基準価額の天井は誰にも分かりません。
      相場の上昇、天井が分からないのは地球経済の継続的成長により景気の変動での上下動はあるものの長期的に大きく見るとずっと右肩上がりであるということ。
      基準価額はインデックスファンドの場合は相場の上昇と同じ考えです。
      アクティブファンドに関しては、いろんな説があると思います。鎌倉投信(結い2101)やひふみ投信に関しては、資産の半分くらいをキャッシュ化できるようになっており、運用の中で、短期的に相場が過熱感を帯びると売却して利益確定してキャッシュ化し、相場が下がった時に買いに走るという構造になっています。買って上がっては売って、相場が下がったらまた買うという、ほふく前進のように前に進むという構造なので評価されているのだと思います。
      一方、さわかみ投信やコモンズ投信はフルインベストということで資産全てがいつも買い付けられた状態でバイ・アンド・ホールドということでは、持ちっぱなしの企業が企業の寿命的に天井を迎えて基準価額が天井を迎えるということがあると思います。
      アクティブファンドはこのように運用の仕方が異なるので、交付目論見書や投信のサイトをよく見て、どんな運用スタイルなのかを見極めてみるのもひとつの方法です。
      ご質問の趣旨にお答えできておりますでしょうか?
      外れてる場合は、遠慮無く、またコメント欄をご利用ください。
      今回は貴重なご質問をありがとうございます。
      また是非コメントください。
      今後とも弊ブログをご愛顧ください。

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    2. ご返信ありがとうございました。どうも二度押ししてしまったみたいで。ご丁寧に二通りのご返信ありがとうございます。参考になりました。初心者は放ったらかしと宣言してもなんやかんや心配事が多くて。ご意見助かります。

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    3. nwokazumaさん、コメントありがとうございます。
      他のブロガーさんと話しても、みんな試行錯誤でいろいろイジってるみたいなので、本当にほったらかしにし切れるところまでは、無理せず、しっくりくるところを模索してください。
      またコメントくださいね。

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