広告

2014年11月5日水曜日

「『債券は株より安全』という思い込みは危ない」を読んで

投資教育アドバイザの大江英樹氏のコラムが日経電子版に掲載されました。
「債券は株より安全」という思い込みは危ない
http://goo.gl/jwVUY1

【記事の概略と所感】
読んでみると、債券の価格変動要因の大半は金利。金利が上がると額面に記載されている金利に魅力がなくなるため、その債券の価格が下がるという理屈です。
債券は、長期に渡るゼロ金利政策によって、安定資産として扱われてきました。
金利を上げることは、金融引き締めと言われ、インフレ抑止や相場の過剰な加熱を冷ますために行われます。
日本は長きに渡りデフレと景気低迷が続き、実質ゼロに近いゼロ金利政策を取ってきました。
結果、国債の価格は安定化し、債券は株式に比して安全資産として扱われ、ローリスクローリターンのように語る人もいます。
この大江氏の記事では、日本のゼロ金利政策はもうこれ以下の金利にはならない。アメリカも日本も、量的金融緩和を行った関係上、流通量の調整のためにも金利を上げなければならない。
金利を上げる度合いは不明ですが、大江氏が警鐘を鳴らすのは、本格的に金利が上がったら、債券の暴落はすごいものがあると。
以前、このブログでも扱いましたが、リターンとリスクの関係で、過去データや将来の期待値なるもので、いくつかの無料ツールを使ってポートフォリオを組んでみる方がおられます。
それはそれでいいのですが、その場合のセオリーとして、日本国債の組み入れ割合が大きなカギを握っていて、ポートフォリオに占める日本国債の割合が、そのポートフォリオのリスクを抑えて、リスクの割りには全体リターンが上がると、、いう手法に使おうという考え方をとります。
しかしながら、今回の大江氏の記事を借りるのであれば、この国債安定神話は、結構、きわどいのではないかということになりますね。

【債券は伝統2資産の株式の相棒】
ワタシは、債券は安定資産というよりも、伝統2大資産の株式の相棒だと思っています。
日米の大規模な量的金融緩和の影響で市場にマネーがだぶついていて、株式も債券も高いですが、本来の教科書的には、株式と債券は逆の動きをします。
株式が下がれば、株式売却で資金は債券に流れます。逆に、債券が下がれば、債券売却で資金は株式に流れます。
このように本来の教科書的にも、債券と株式をそれぞれ持っておくのは合理的と言えます。
また、大江氏の心配する金利についても、景気上昇で加熱を抑える意味で金利は上昇し、景気下降で景気浮揚策として金利を下げる政策が取られますので、長い目で見れば、債券の価格も大きく変動します。
そういう意味で、安定資産として債券に軸足をおきつつ株式で攻めるのではなく、債券にも株式にもそれぞれ同じ考え方で分散投資しておくというのが長期投資の視点では良さそうだということです。
ということで、先に掲載した記事の「入門者のポートフォリオ、こんなカンジでいいかも」http://mr2-tigers.blogspot.jp/2014/10/blog-post_25.html
で紹介した通り、債券と株式が50%ずつになっているセゾンバンガードグローバルバランスファンドや世界経済インデックスファンドといったインデックスのバランスファンドで投資資産の8割くらいを構成しながら、気になる資産区分をプラスアルファで残る2割で付け足すという方法が、カンタンではありながら意外と理にかなってることがわかると思います。

<結論>
日本は、世界の6〜7%でしかない。
上の載せた世界地図でも、「え?どこ?日本!」ってカンジですよね。
債券と株式に渡った国際分散投資をしよう!

0 件のコメント:

コメントを投稿

自由にコメントをお書きください。忌憚ない意見や感想をぜひ♪
さかなクンのように、「いっさん」で結構です。「様」とか「さん」とか要りません。
ワタシへの連絡もここにお書きください。
ただし、コモンズ投信株式会社の関係者については、記事削除の強要や、ワタシが事実を書いているのに事実無根という全く根拠の無い言いがかりや、名誉なんてないくせにいちいち名誉毀損と言い、いちいち弁護士による係争をチラつかせた脅迫コメントしか書かないため、コメント欄の使用を禁じます。