広告

2014年10月2日木曜日

ワタシ流の投資信託の吟味のしかた

覚えてますか?アラジン。

さて。モーニングスターでこんな広告を目にしました。
http://goo.gl/eWwFDI
(出典:モーニングスターに出稿されてた広告)

「おかげさまで純資産1000億円突破!」

すごい大ヒットです。まさに、アラジンのヒット曲。完全無欠の。。。という感じでしょうか?

ワタシの利用してるSMTインデックスシリーズの総額だったり、eMAXISインデックスシリーズの総額だったりが1000億円。束になってその数字です。

セゾン投信が2つのファンドの総計で800億円。

ですから単体で1000億円って、ほんとにアラジンのヒット曲のように、大ヒットだということです。

「エネルギー革命」とか「シェール革命」とか良さ気が字が踊ってて、いいファンドな気がします。

というわけで、投信のこういう良さ気な広告を見かけた時に、ワタシの場合、どういう行動をするか、素直に述べていきたいと思います。

1.広告代がかかってるな。
いきなりこれかよ?ですが、実際、この投資信託、他のサイトでも広告を見かけました。
お金かけて売ろうとしてますね。そのお金は、投資家が払うことになるのです。
投資信託に限らずですが、派手な広告は購買行動を促すためにあるわけなんですが、その広告代は消費者が払います。
まず第一印象はこういうところがあります。

2.早速、内容をクリック



煽ってます。煽りまくってます。
シェール革命だ!というステップ1に続き、MLPなるものの話に続きます。
MLPって何?という感じの共同出資型で投資する形態らしいですが、投資信託ってそういうものじゃないのか?という疑問を持ちつつ、グラフを見ると、MLP形態の総資産額はうなぎ登りだし、配当利回りも、ハイイールド債よりも高い利回りですと。
利回りが高いというのはそれだけ危険をはらんでるから高い利回りをつけてるんであって、それが売れているというのは、バブリーな印象を持ちます。

3.きっとここで買わせたい
もう、ここまで来ると「買おう!」と畳み掛けてるのでしょう。
実際、もう買おうという決断をする人が多いのでしょうね。ここまでの話で。
そんなわけで、販売会社がズラリと並びますが、なんでこんあマイナーなところが並んでるの?というのが素朴な疑問。
ネット証券は、SBI証券と楽天証券がありますが、ワタシがメインで利用するカブドットコム証券がありません。
このファンドがみずほ銀行系で売るからなのかな?カブドットコム証券は三菱東京UFJグループですから仕方がない。
そして4つのコースがあるのね。ということがわかります。

  • Aコース(きっと毎月決算の)為替ヘッジあり
  • Bコース(きっと毎月決算の)為替ヘッジなし
  • 年一回決算型為替ヘッジあり
  • 年一回決算型為替ヘッジなし
の4つあるのね。フムフム。どれがいいのかわからない。

4.とりあえずひとつ見てみる

ここで、「どれが売れてるんですか?」と聞くのでしょうね。とりあえず、試しに見てみるだけですから、ワタシもそれでいい。
ということで、適当にクリックすると、すぐ出てきました。サイト、よく出来てます。
売れ筋は、「Bコース(きっと毎月決算の)為替ヘッジなし」ですね。
960億円でぶっちぎり。とりあえず、これで。
きっと「分配金は?」と言うんでしょうね。出てます出てます。着々と。
基準価額もV字ですが、上がってきてます。でも詳しいチャート、なるものを見てみると、、

5.サイトは端から端までよく見る
青線が分配金再投資。赤線が分配金もらっちゃって再投資しなかった場合。
右下を見ると、青と赤の違いが1713円も?
基準価額が、11713円なので、14.6%も分配金の悪影響で毀損しています。
しかも、分配金(税引き前)が820円。税引き後だと656円。

6.よく知ってる投信と比べてみる
ということで、税金払って分配金を656円欲しさに、1713円を失ってるということになります。
「過去のデータダウンロード」ということで、基準価額推移を他の投資信託と比較してみましょう。
2013年5月25日を10000円として、SMTグローバル株式インデックスと比べてみました。
昨日時点で1044円の差ですね。分配金出さずに再投資だったら、楽勝だったのに。
分配金って残念ですね。余計なことして。でもこれが売れてる理由なんでしょうけど。
SMTグローバル株式インデックスの月次レポートを見てみると、米国は60%。エネルギー分野は10%でしかありません。
分散が効いてないのは、テーマ型ファンドのアキレス腱ですね。

7.目論見書は必ずチェック!

目論見書を見てみましょう。
冒頭で、「MLPって何だ?」というのが引っかかったままで、目論見書を見ても解決しないままですが、ここに、「MLPの価格変動リスク」という記載が見えます。

「MLP市場は株式市場等に比べ相対的に流動性が低いことから、。。。。相対的に価格の変動が大きくなる場合があります。」

流動性が低いと、買いたいときに買えない、売りたいときに売れない、という運用上のリスクを抱えてることを意味し、運用の力量ではいかんともしがたい力学によって価格が左右されてしまうことを意味しますね。あぶない。

MLP形態の総資産額はうなぎ登り、と煽っておきながら、やはり株式や債券と比べて市場規模が微生物のような小ささということです。所詮は。

純資産の推移を見てみましょう。
これは珍しいですね。初期に売ったまま、横ばい。一生懸命広告してるのはこれですか。

8.投信まとなびで、第三者の情報を必ずチェック
投信まとなびhttp://www.matonavi.jp/で、月次資金流出入を見てみます。
やっぱりね。初期に売れたままですね。1000億円まで一気に駆け上った感じ。
発売当初に買ったまま、分配金だけもらってるという感じでしょうね。

信託報酬。
信託報酬は、1%切ってるのに、実質コストだと1.78%で高いですね。
運用報告書の実質コストにも記載がなく、よくわからないので、電話(0120-753104)で問い合わせしました。

9.四の五の言わずに電話

このファンドは、ファンド・オブ・ファンズになってるそうで、ここに記載されている信託報酬0.8964%と1.78%の差額は、目論見書3ページ目にある0.88%の信託報酬がそれに該当すると。

でも、ファンド・オブ・ファンズって言っても、この0.88%も野村アセットの取り分で、結局、合計の1.78%のうち、1.18%が野村アセットの取り分ということに。

だとすると、実際、信託報酬以外に実質コストってあるじゃないですか?
信託報酬プラス実質的にかかるコストとその内訳って、運用報告書の何ページを見ればいいのでしょうか?。。。。。

と言いかけたところで、綺麗な声のお姉さんは

「少々お待ちください」

ということで、突然、怖い感じの声の男性に電話がかわり、

「何の目的の問い合わせですか?何の御用でしょうか?」

と聞かれ、

「聞きたいことはわかりましたので失礼します」

と言って電話を切りました。

わからないから電話してるのに質問したら何者だ?と聞かれる。失礼な話です。
でも不明点は不明点なので、このように、問い合わせるべきです。勇気を持って。(今回のワタシは完全な野次馬根性ですが。。)

蛇足ですが、今までヘルプデスクで気に入ったのは、SMTインデックスファンドシリーズでおなじみの三井住友トラストアセットのヘルプデスクです。
ちょっと、ベテラン気味のお姉さまが対応してくれるんですが、テキパキしすぎてるというか、ツンツンしてるというか、非常に愛想が無く、迅速に用事が片付きます。
優秀すぎて怒られてる気分になるというか、7センチくらいのハイヒールで踏まれてる感じがして、結構好きです。
こういう感じの人って、美人じゃなかったためしがないですけどね。どんな人なんだろう?
ビンタされてみたい。。。とか。


話を戻して、この投資信託の期限は。。
平成35年まで。

現在平成26年ですから10年切ってます。

10年立たないうちに、シェールガス革命はやってくるのでしょうか?

10.業種が分散されてないと。。。

「住商、減損損失2700億円 シェールオイル開発など失敗」(日経9月29日付)http://goo.gl/Oad426

こういうことも起こります。
テーマ型の一点買いのようなファンドはこういうことがありますから。

====

という感じで投資信託を吟味する時は、いつもだいたいこんな感じです。ワタシは。

みなさんはいかがでしょうか?

<結論>

買わない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

自由にコメントをお書きください。忌憚ない意見や感想をぜひ♪
さかなクンのように、「いっさん」で結構です。「様」とか「さん」とか要りません。
ワタシへの連絡もここにお書きください。
ただし、コモンズ投信株式会社の関係者については、記事削除の強要や、ワタシが事実を書いているのに事実無根という全く根拠の無い言いがかりや、名誉なんてないくせにいちいち名誉毀損と言い、いちいち弁護士による係争をチラつかせた脅迫コメントしか書かないため、コメント欄の使用を禁じます。