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2013年6月26日水曜日

株価が上昇するとなぜうれしいの?

株式には、

  1. 発行市場
  2. 流通市場

とがあります。

企業は、発行市場で額面通りの条件で株式を発行し、金融機関などに株式を買ってもらうことによって資金調達をします。

ワタシたちが毎日見聞きする株価、日経平均、ニューヨークダウ、、、

これで上がった、下がった、と言ってるのは、株式の流通市場にあたります。

流通市場で株は、金融機関や保険会社などの機関投資家や個人投資家によって売買が行われます。

基本的に流通市場での株の価値評価は、将来見込まれる実現利益を現在価値の換算した金額に落ち着くと言われます。

しかし、市場は生き物です。いろんな良い材料、悪い材料で、常に疑心暗鬼で取引が活発化し、株価が上下します。

機関投資家や個人投資家が求めるのは、

  1. 株価本体が値上がりしてキャピタルゲインがあること。
  2. そして、配当や株主優待などのインカムゲインがあること、。

を目指しています。そのために、将来の材料など、ゲインを殖やせる情報をかき集めて売買します。

しかし、業績好調で将来展望も明るいという経営をすると株価は上がります。

株が上がると、それすなわちキャピタルゲイン。配当金や株主特典のインカムゲインもあるでしょう。

株主は出資した手前、見返りのキャピタルゲイン、インカムゲインがあるのですから、投資は成功ですよね。

株価が高いうちに流通市場で売却するもよし、二匹目の土壌を狙って来期も株を持つという選択もいいですよね。

経営陣としては、

流通市場で自社株が上がったり下がったりしても、それ自体による影響はありません。

しかしっ!
  1. 株価が上がれば、株主は経営陣を信任し、無茶で意地悪な要求を突きつけることもありません。
  2. 株価が高いと信用力がつき、銀行から資金を借り入れる間接金融も有利です。金額もたくさん借りれましょうし、返済期間や借入金利も有利に資金調達することができます。
  3. 株価が高いと株式発行市場で新たに株式を追加発行する場合に額面を高く設定できますので、少ない発行株数でたくさんの資金を効率的に集めることができます。
  4. あとは買収対策になりますよね。株価が高ければ、その分、たくさんの買収資金が必要になってしまいます。なかなか手が出なくなるということですね。
 ということで、企業が潤沢な資金調達をして、設備投資をして、ビジネス規模を拡大することにより、株価があがり、投資家が喜び、また企業は資金調達して。。。。。という右肩上がりの循環になります。


このように、社会経済のお金の循環は、景気刺激策、雇用問題解決、経済成長を生み出し、投資家が出資したお金は育っていきます。

アベノミクスの狙いのひとつは、これらの資金循環で景気浮揚をはかろうという試みです。

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こうして、企業への出資⇒付加価値創造⇒企業価値の向上⇒出資したお金が殖える、という巨大で長期の経済成長にお金を乗せてじっくりとお金を殖やしていくのが、経済社会への貢献でもあるし、国力増強、国の繁栄、個人資産形成の実現、という「長期投資」です。

ですから、FXで大儲けとか大損とか、デイトレーダーの相場の上下でタイミング命で売買する、というような、成長を伴わないゼロサム(誰かが得した分を、必ず誰かが損してる。限られた富の奪い合い)の投機行為になります。

そうですよね。短期売買では、何も成長しようがないのですから、限られたパイを奪い合うしかない。

こうした、お金を左右に動かしてサヤを抜くという行為。

これらの賭博性のある「投機」と、成長を促して絶え間なく全体を膨張させていく結果の果実をみんなが得られる行為である「長期投資」は全く異なるものです。

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民主党政権時代の野田総理は、国会の場で、

「株価が上がって喜ぶのは、ごく一部のお金持ちの資産家だけだ」

などと答弁しました。

NHKニュース9のキャスターの大越健介氏は、
 
「昨今の株価上場に浮かれてる人たちを見ると、被災地のことを忘れちゃったのかな?という一抹の不安を覚える」

などと番組の冒頭で発言しました。

そんな程度の金融リテラシが我が国の実情です。

このような本質的な問題のパンドラの箱を開けることなく、「異次元の金融緩和」と称して市場に大量に資金供給したとことで、金融機関は相変わらず国債を買い入れ、企業はお金を内部留保して設備投資や社員の昇給することなかったり、たとえ国民にお金が渡ったところで、おそらく将来不安から預貯金とかに吸い込まれるだけで、経済社会での資金の循環へとお金が流れない。

一方で、肝心の国内株式市場は海外投資家の短期の投機的な運用により、相場は不安定で、カンタンに暴騰し、カンタンに暴落する。

大地に根を張る巨木のように、巨大な預貯金やゆうちょのお金や年金運用機関のお金が、上記のような投資を通じて、企業活動の血肉として活用され、価値が醸成されて、投資額に上乗せ分が加わって返ってくると。
国内の機関投資家や個人投資家は、長期投資マネーをどっしりと企業活動の不断のサイクルに、長期で安定的に託すと。

長期で安定的に構えて、軽々しく売買しないという岩のような姿勢が、暴騰・暴落のような足腰の弱い市場体質を変貌させて、骨太の下支えによるドッシリした相場になるものと信じます。

それが、日本経済、日本企業、国民を豊かにする壮大なドラマであり、そこがアベノミクスで目指してもらいたいと思っています。

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